通訳案内士は、語学力に留まらず、日本地理、日本歴史、更に産業、経済、政治及び文化といった「日本という国の文化」を外国人により良く理解してもらうために、重要な役割を担っています。
通訳案内士は、日本においては観光庁長官が実施する「通訳案内士試験」に合格し、語学力はもちろん、日本の地理、日本の歴史、更に産業、経済、政治及び文化を外国人により良く理解してもらうために設けられました。
通訳案内士試験は、年齢、性別、学歴、国籍等に関係なく誰でも受験ができ、フランス語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語の10種の言語が設定されています。
とはいえ、これら10カ国からの人々が理解できる言葉だけでいいのか、という問題ももちろんあります。
広東語やベトナム語、インドネシア語。
日本を訪れる外国人は、実に多種多様です。
そうしたとき、添乗員さんの案内を、通訳案内士ではない通訳者がそれぞれの言語に通訳する、という方法しかないのが現状です。
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